漢方外来について -歯科でも漢方薬が使われること、ご存知ですか?
漢方薬は、自然の草木をベースにした生薬の組み合わせで作られており、肝機能障害の方や妊婦の方も比較的安心してお使いいただけます。西洋薬よりも投与期間が長いことがあります。
当院では、漢方薬に詳しい歯科医による、漢方外来を設けております。保険が適用される漢方薬を処方いたしますので、ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。
外来日:土曜日
予約制です。
伴う症状 |
薬名と効果 |
胃もたれ・悪心・嘔吐・食欲不審・軟便・下痢 |
半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
胃腸の働きを促進し、消化器障害を治療することで、口内炎の改善・再発を予防します。
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冷え性・腹痛を起こしやすい・胃腸障害が弱い |
黄連湯(おうれんとう)
口内炎だけでなく口臭にも使用可。半夏瀉心湯よりも胃熱を取る力が強いとされます。
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便秘傾向・イライラしやすい・口が粘ったり苦味を感じる |
茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)
皮膚や消化器の炎症などを改善し、口内炎や口が乾く症状を和らげます。
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伴う症状 |
薬名と効果 |
尿量現象・下痢・めまい・むくみ・嘔吐 |
五苓散(ごれいさん)
体内の水分の代謝異常を調整し、正常に近づけます。
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体のほてり・疲れやすい・多汗・脱水症状や軽い寒気 |
白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)
糖尿病・シェーグレン症候群・向精神薬・抗不整脈薬・放射線治療による口腔乾燥症に有効です。
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伴う症状 |
薬名と効果 |
頓服薬がきつい・抜歯後の軽度な痛み・知覚過敏症 |
立効散(りっこうさん)
痛みや腫れを発散させ、熱や炎症を冷まし、痛みを緩和する効果があります。
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伴う症状 |
薬名と効果 |
患部の痛みを伴う化膿性の皮膚及び口腔咽喉の腫物 |
排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)
歯肉が紫色・腫脹・痛みがあり、膿汁を出している場合に、排膿目的で使用します。
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